ブログ、放置ですみません!
その間に、訪れてくださった方、ありがとうございます!!
もうすぐ、待ちに待った『復活のルルーシュ』の公開が近づいてきて、落ち着かない日々を過ごしています。
そんな中、亡国のアキトのブルーレイBOXが発売されました。
その記念で、約3年前(!)に新宿であったスタッフトークショウの様子を載せておきますね。
当時、途中まで書いていたのですが、UPするのを忘れていました…。
↓
2016年の2月19日(土)、バルト9であった、アキト最終章のスタッフトークショウに行ってきました!
5日間連続であったうちの最終日にあたる今日の部は、生コメンタリー!
映画を観ながら、制作スタッフのリアルな話が聴けるという貴重な回でした。
地方民の私にとって、5日間連続の参戦は非常に厳しかったのですが、今日だけは絶対行きたい!!と思い、座席は、はりきって2列目を取りました!
そして、偶然にもお隣は、ツイッターで相互フォローしている、よく知っている方でした。
さっそく、ギアス公式Twitterでもおなじみ司会のコウジロウさんに紹介されて、登場したのが、キャラクターデザインの木村貴宏さん、総作画監督の島村秀一さん、監督の赤根和樹さん!!!
この中で、木村貴宏さんは、初めて生で拝見!
神と崇めている大好きなキャラクターデザイナー様です!!
木村さんの描かれるルルーシュとスザクが、ほんとうに本当に大好きです!!(なので、木村さんのことは、尊敬と敬愛を込めて私は、キムタカ様と、よくお呼びしています)
正直なところ、木村さんの生トークなんて、この先いつあるかわからない、あっても劇場版の『反逆のルルーシュ』が上映された時になるかも!? だとしたら、数年後!?と思ったので、強行スケジュールで、東京までやってきました。
今回は、完全に木村さん目的でした(笑)
そして、生の神は、神々しかった!!!
木村さんは、さっぱりとした短髪でダンディーなおじさま!!
なんか前にお写真でお姿を拝見した時は、髪の毛が長めだったので、えらくイメージが変わっていた印象でした。
そのことを、あとで友人に伝えたら、「やっと、散髪に行くことができて、すっきりしたんちゃう!?」って言われて(笑) ものすごく納得してしまいました!←これが真実かどうかは、わからない(笑)でも、それが本当なら、ほんとアキト最終章まで、お疲れさまでした!!
そして、この日の木村さん、島村さん、赤根監督の3人は、何とお揃いブルーのアキトのTシャツやパーカーで登場!!
わー!みんなワイヴァン隊だよー!
「その恰好どうされたんですか?」というコウジロウさん。
いつも通り、みんな普通の恰好で来られていたそうなのですが、木村さん曰く、「さっきお着替えさせられた(笑)」との事でした。
そして、監督と島村さんは、なんだか余裕な感じで、いつもこれ着ているので、という発言!
おぉお、ほんとうですか!?(笑)
でも、お揃いって、イイ!
見た目からして、団結力上がって、拝見しているこちらのテンションが上がりました!
3人は、司会のコウジロウさんに促されて、座席へ…。
え?座席って…!? 舞台に座席はないよ??
えぇー!!!??
何と3人は、客席の最前列へ。
実は、客席の最前列全部が、入場した時から誰も座ってなかったんですよ。
私が、チケットをネットで購入した時も、一番に乗り込んだ!と思っていたのに、最前列がすでに×印が付いて埋まっていて、「もう売り切れたの!?早いよー!!」って焦っていたのです。
なので、しかたなく私は、2列目の座席を購入したのですが、まさかそれが!!
最前列は、スタッフ3名が座るためだったとは思ってもいませんでした。
そんなわけで、自分の目の前の席に、座席を一つ飛ばしで、左から木村さん、島村さん、赤根監督…と座られました。
赤根監督なんて、自分の斜め前の座席だよ!!!
頭が目の前だよ!!!
この時点で、あまりの近い距離感に、すでに頭の中がぱぁん!
ということで映画が始まったのですが。
司会進行のコウジロウさんの投げかける質問に、主に赤根監督が解説を入れながら、語りまくる!(木村さんと島村さんは、監督ほど、あまりお話はされませんでした…)という感じでした。
私自身、頭ぱあん!の上に、暗闇でメモを取ることに慣れていなくて、ノート21ページに渡ってメモを書いたものの、後で見てみると、読解不能なところが何か所か…。
なので、聞き違いなど多分にある上、自分的解釈や主観も入り、おまけに腐女子発言もあると思います。その点、どうぞご了承くださいませ。
では、ざざっと要点的に書いてみようと思います!
…要点と言いつつ、ものすごく長いです。なので、隠しページにしておきますね。
右下の「つづきはこちら」をクリックしてください。
●レイラの乗ったクルーザーは、なんで赤いんですか?
コウジロウさんの質問に対して、赤根監督曰く、レイラの私物だから。個人の高級クルーザーとのこと。レイラは、2章で赤いバイクも乗っていたけど、あれもレイラの私物だそうです。
ちなみに、アンナも着ている赤いコートは、軍の制服だそうで私物ではないとの事。
基本的にレイラの持ち物は赤いものが多いけど、女子が可愛く見えるように色を選んだそうで。
「ユーロピアは、女の人の人権が高いから~」というようなことも言われていました。
すごいなー。私の友人のお父さんが昔、レイラちゃんのクルーザーみたいなのに乗ってたんだけど、1億8千万円(!)したって言ってたのを思い出しました。
きっと、レイラちゃんのクルーザーもそれぐらいするのかな~。
いや、プリマヴェーラだと8億円くらいするから、もっとお高いのか!?
さすがお金持ちだね、マルカル家!!
ちなみにレイラちゃんの手袋には、かわいい猫ちゃんのワンポイントが入っているとのこと。
「作中では、見えないんです(笑)」と、島村さん。
絶妙なこだわりがステキだと思いました!!キャラクターへの愛ですね。
●ユキヤは具体的にどこを怪我しているんですか?
監督曰く、膵臓の内出血で、かなりの重体とのこと。
ここで、さらっと監督から「アンナはユキヤのことが好き」という発言が!!
おまけに「ハメルは、アンナのことが好き」という設定もあるそうです。
動揺する会場、コウジロウさんもびっくり!!
「そういえば、ハメルは、ずっとアンナの隣に居ましたもんね」
「レイラは、性格がキツイから、アンナの方にいったんだろうな」と、監督。
いや、ほんとびっくりしました。
まさかのそんな重大設定!(笑)
私、言われなきゃ、アンナがユキヤのこと好きだったなんて気づきませんでしたよ!?
確かに、ユキヤが重体と知った瞬間、アンナが気を失って倒れたのには、ちょっとびっくりしてたんだけど。
レイラにユキヤのことを頼まれておきながら、ここでアンナさんが気を失ったら、ユキヤくんの命、大丈夫なんですか!?と、観るたびにいつもツッコミを入れてました(笑)
そうか、そういうことだったのか…そりゃ、好きな人相手だったら、気も失いそうになるよね…アンナちゃん恋する乙女だったんだ~!!
●そして場面は、三剣豪のみなさんに
(スタッフの)誰も、この3人の名前をちゃんと言えないという、ツッコミが(笑)
この3人は、もともとマンフレディの懐にいた人たちで、シンよりは格上との事。
だけど、それを飛び越したから、3人はシンを認めていない。
でも、マンフレディの遺書があって、それに3人は従っている…ということだそうです。
●場面は、牢屋シーン
すかさず、スザクが手にした水差しを見て、コウジロウさん「これ…水は誰が差し入れてるんですかね?」
そして、木村さん「そもそも、コップがひとつしかない…回し飲み…でしょう」
おーい!!!!!!(笑)
まさかのコップひとつ!!! そうよ、牢屋のコップって、ひとつだわ!!!(笑)
スザクとルルーシュ、こんなところでも間接キスしてたんだわー!!!!!!!
さすがの木村さんのツッコミに、自分の席のお隣のフォロワーさんと一緒に思わず、「ぶふっ!」って変な声が出ました!!
監督曰く、「水の差し入れはシンじゃないかなぁ」との事。
そして、この牢屋で首を絞めるスザクとジュリアスのシーンですが、「ここ、ゆうきのぶちゃん…結城信輝先生が作画。エスカフローネでも描いてくれていた。最終章だから、ちょっと描いてくれないかって頼んだら、描いてくれた」
おぉおおお!!!!なんと!!!!
結城信輝さんといえば!!
自分が子供のころから好きなアニメのキャラクターデザインや原画をけっこうされている方じゃないですか!!
近年でも、マクロス、地球へ…。薄桜鬼、聖痕のクェイサー。
そういえば、CLAMPさんのアニメもけっこう手がけてらっしゃる。
そういうこともあって、今回のギアスの作画は、お得意だったかもしれませんね。
コウジロウさんが、この牢屋のシーンを言葉に詰まりながらも「なまめかしい…」と言っていたのも印象的でした!
監督も「いい感じ」と満足気。
そして、木村さんがスザクの足を見て「相変わらず裸足だね」と。
すかさず、監督が「ジュリアスは違うよ!」(笑)
コウジロウさん「ワンピースだからでしょう!」
いや、ワンピースって! 間違ってないけど(笑)
ジュリアスの服は、やっぱりつなぎで、ブーツも一体型だそうです。
ここで監督が、例のスザクとジュリアスのパン一(パンツ一丁)設定を語り出す!(笑)
牢屋で二人とも下着姿にするのは、さすがにスタッフみんなに止められたそうなんですが。
木村さんが「ブリーフ一枚で、男の子二人で一緒だったら、変な感じになっちゃいますよね?」と。
ぎゃーーーーーー!!!!
わーい!! 変な感じって、何ーーーー!???(笑)
まさかの神によるブリーフ発言に、またもやお隣のフォロワーさんと一緒に、大反応して吹き出してしまいました!!!
でも、そうなんですよ!!!
何の雑誌か失念したのですが(家を探せば出てくる)、某雑誌のスタッフトークで、「ルルーシュもスザクもブリーフ派」との記事が!!!!!!!
もうひとつ調べたのですが、ルルーシュのいわゆるあの黒ビキニは、『ハーフバックタイプの黒ブリーフで、なかなかの流行に敏感なオシャレさん』という記事も出てきました(笑)
スザクは、軍から支給されているものらしくて、軍人だからフィットしていた方がいいということも書かれていました。
そして、スザクもブリーフ!
…ブリーフって、けっこういろんな種類あるし、オシャレなデサインもあるから(決して小学生の男の子がよく履いている白ブリーフだけではないのです)、どの形なのか気になるところです~!(笑)
それにしても、ブリーフ一枚じゃなくても、あのスザルルを二人で牢に入れるとか、もうすでにおかしなことになってるから!!
変どころか、もう大変なことだから!!
(どうでもいいけど、この時点で私のノートのメモまだ2枚目…)
●時空の管理者の話
まずは、スマイラスさんの話からですが。
話せば長くなるってことで、監督、「ニュータイプに載ってるよ」
すかさずコウジロウさんが、買わないと読めない雑誌だけの発言にとどまらないようにお願いするようにツッこむ。
ここ監督が説明してくれたので、要点を書いておきます。
時空の管理者は、ギアスを好ましくないと思っている。ギアスは、人類のDNAに仕込んであったものだったりで、人類が進化するにあたって別段階で能力が現れる予定だった。だけど人は、ギアスを欲や負の感情で使ってしまうから、時空の管理者は、失望してしまった。排除したいと思うようになる。
人間の中にもギアスのそういったことを理解して知っていた人間がいて、スマイラスもそんな一人。だから、時空の管理者は、スマイラスに接触した。
時空の管理者は人に直接、手を下せないので、人間を通して人に接触(殺すことが)できる。
実は、アキトの一族がレイラの父親を殺した犯人かもしれない。アキトの一族は、暗殺者集団みたいなこともしていた。
スマイラスは、レイラの父親が、ただの人間なのにギアス能力者だと、時空の管理者に嘘を教えた。
それが、「たばかった」という理由。
何故、時空の管理者が騙されたのかというと、時空の管理者はバカではなく、時間の観念が違うから。
だから、レイラがギアスを持ったのを、レイラの父が持ったと思い込んでしまった。
実は、スマイラスは、レイラの母に横恋慕していた。だから、レイラの父が邪魔だったので、ギアス能力者だと嘘を付いた。
はぁーーーーーーー!!!!!
またもや、ものすごい設定が出てきました!!!
ニュータイプは、読んだんですけど…。
う~ん、やっぱり、今回の監督のお話を伺っても、ちょっとピンとこない気が…。微妙に矛盾を感じるんだけど。
むしろ、自分が前回のブログに描いた設定(時空の管理者は、レイラの父を王の器として見つけていた。それをスマイラス将軍が、汚い手を使って、将来自分が王になりたいために、レイラの父を殺した。だから、たばかったといってるの方が)がすっきりしてて、わかりやすくない?…っていうのは冗談ですけど。
スマイラス将軍が、直接、レイラの父を殺したわけでもなく、嘘をついて、たばかったというだけで、死を宣告された、って…けっこう厳しくないですか? 時空の管理者さん!?
そこは、概念が違うから、人間世界の常識が通じないところなんでしょうか?
それから、ギアス能力者を全滅させたかった時空の管理者が、ギアス能力者のルルーシュに手を出さなかったのは、レイラのギアスで可能性を見せたおかげになるのかな?
アキトが後付けの話なので、いろいろとアレなんですが…。
そもそも、コードギアス(本編)自体からして、ちょっと私たちの住む世界と、ものの考え方が違うところはあるんだよね。
コードギアスの世界では、「死」よりも「永遠の命」であることの方が、よほど恐ろしく怖いことだと言われ続けている。
そこをもう一度よく考えて、全編観た方がいいなって、たまに思ってしまいます。
●ジャンの部屋にいたアシュレイ
アシュレイちゃんは、ジャンに会う前にアキトの部屋にいたという場面があったそうです。
尺の関係でカットされることに。
ワイヴァン隊の城の中の部屋は、リョウとユキヤが一緒に使っていて、アヤノは女の子だから、ひとりで使っている。アキトもひとりで使っていた。そこへ、アシュレイがひとりだったアキトの部屋に上がり込んだ。(ルームメイトになったってことですね!)
それで、同じ部屋にいる時に、アキトに断ってから城を出ている。ジャンに会うのをアキトに相談している。
アキトは、戻ってくるならいいよ、と答えたらしい。
このあたりの描写にキツネが出てきます。赤根監督は、動物が好きらしい。
監督曰く、「シーンの説明に動物は役立つ。いいよ」との事。
オオカミの遠吠えも聴こえるのですが、オオカミがいるからキツネがいるそうです。
ラストシーンで、レイラからキスされて薪をおとしたアキトの後ろにもリスがいるそうです。
●戦闘シーンが始まる!ナイトメア登場
ここの音声ですが、「ヘッドフォンで聴くとものすごく奥行きを感じる」と声優の松風さんが言われていた…と聞こえたのですが、松風さんで合ってる?
ヴァイスボルフ城の外壁が、ミサイルが当たって歪むのはわざとだそうです。衝撃を吸収。
シンのヴェルキンゲトリクスが、4章であきらめて壁を登り切らなかったのは、壁に何かあると思ったから。
コウジロウさん「シンの両目のギアスは、覚醒…暴走しているんですか?」
監督「負の感情にとらわれて、ギアスはどんどん暴走している。次のステージに上がってる」
城内仕掛けの串刺しのシーン。監督は気にいってて好きなシーンだそうで。斧も出てくるんだけど、それも「中世っぽくていい」と言われてました。
なんか、このお城、毒ガス装置もあるらしいです。徹底している!
●アシュレイに何故、EUの制服などを着せたのか?
監督「コスチュームをいろいろ着せるのは、TVシリーズだと難しいけど、映画なので、個性出してぜいたくにコスチュームを変えてみた。島村さんからは、似合わないって言われたけど…」
島村さんは、いろいろデザインしつつ、アレクサンダーに乗せるんなら、パイロットスーツは着せたいとは思ったそうです。
監督は、そのアシュレイのコスチュームを可愛いと思っているそうです。
●アレクサンダのリベルテ。
鎧をつけている時は変形できないらしい。
●ヴェルキン~について。
コウジロウさん「どうしてケンタウロス形態なのですか?」
監督「悪路を走るには、四足が便利」
実は、アシュレイの乗っている新型機は、6本足になってより、昆虫っぽいデザインになってるそうです!
そうか、気づいていませんでした!
真ん中の胴体っぽいところから、棒が出ているそうで。
次回、しっかり確認したいと思います。
●アクションシーンが激しくなってきて。
最前列に座っている監督「これだけ近いと、画面が追えないなぁ。アクションシーンは、劇場で見てもらいたいな」
そうなんですよーーーー!!!!!
その斜め後ろで観ていた私(2列目)でも、画面が大きく迫力があり過ぎて、眼が追い付かない!
そして、音響!
音が、ものすごかったです!!!なんか違う!!!
今まで映画は、出来るだけ、真ん中かちょっと後ろ目に座って、画面全体を把握するように努めていたのですが、前で観るのも、また違った感覚が楽しめるので、大ありだと思いました!
ただ、あまりにも近く刺激が強すぎるので、一歩間違うと、吐き気がしてきて気分悪くなる人もいるかも…。
●髪を切り取り、レイラに渡すアキトのシーン。
監督曰く、形見とのこと。戦っていると、死体が綺麗に残らない可能性もあるので、髪をレイラに渡したそうで。
木村さん曰く、この先、髪を伸ばしている場面がないから、プロダクトワークの表紙のアキトは、ロングヘアにして描かれたそうです。
コウジロウさんが、アキトのいいエロいお尻について触れる(笑)
木村さん「あれは、1章で見せてくれたおかげだよね」
コウジロウさん「いつも下から見ていって、最後、アキトかよ!!ってなります」との事(笑)
確かにアキトくん、いいお尻してる!!(笑)
きゅっと上向きに上がった素敵なお尻。
コウジロウさんが、美少女のお尻と思い込むのもよくわかります(笑)
●ユキヤの手術について。
手術をしたのは、ランドル博士ソフィのベルリンにいる友人。遠隔操作手術。
ソフィも含め、脳外科医ではなく、みんな科学者。
手術をしてくれたデイビットは、ソフィのことが好きだったんだろうなぁ、と監督。
ちなみにソフィの旦那さんの名前は、ヤマトタケルさんで日本人。
その告白に驚くコウジロウさん。そんな苗字設定、あとからやめてください!と動揺。
島村さんは、さらっと「僕は、聞いていたんで」と(笑)
●マリコとシンジについて。
監督自ら、語ってくださった、マリコとシンジ!!
第1章に出てきたアンダーグラウンドで一緒に行動していた日本人仲間。
ユキヤは、手術後回復するまで夢を見ていた。
パリの地下で子供たちと暮らしていたんだけど、マフィアとの抗争で、全員死んだ。
ユキヤは(いじめられたり暗い過去を持っているので)、普通っぽかったマリコとシンジが好きだった。彼らが死んだのを守れなくて悔やんでて、よく夢を見ている。
1章のエンディングで木村さんが描いてくれていたり、2章の回想シーン、あと小説にも出てきている。
おぉーーー!!カットされるには惜しい切ないお話…!!
ユキヤくんが仲間思いだということが、良く伝わってくるエピソードだと思いました。
●ユキヤ手術シーンで。
アキトがユキヤに同じ血液だから輸血している。
ユキヤが特殊な血液型で、アキトも俺も同じだてことで。
「本当の兄弟になれたね」というのをやりたかった。
シンとは本当の兄弟だけど、ワイヴァン隊の3人とアキトとも兄弟にしたかった、との事でした。
なんと!特殊な血液型とは。
まさかRh-AB型ってことないよね。あれ?そんな設定じゃなかった気が。
昔に見た野島伸司さんのドラマで、ありました。血のつながらない兄弟が、血のつながりのある兄弟になれる方法。それが輸血。
アキトくんとユキヤくんは、同じ血が流れている!いいお話ですね。
●ジャンとアヤノの接触。
アヤノは、アシュレイからシンのことが好きな女、騎士がいることを聞いていた。それがジャン(ジャンヌ)。このシーンもカットになったそうで…。
アヤノは、アキトに片想いしていて、ジャンヌと同じような立場。
だからこそ、二人があんな形で心を通わせることができたのでしょうか。
恋する乙女は強いの!!恋は、パワーだよ!!
そんな声が聞こえてきそう。
島村さん「ピクドラでも少し描いていますよ」と。
ユーロ・ブリタニアは、ブリタニア本国より保守的で、女性は騎士になれない。ジャンは、シンのそばにいたいので、男としてそばにいることを選んだそうです。
このあたりのジャンの気持ちを考えると、ほんと切ないです!
そこまでしてシンを守って、シンの側にいたかったんだ。それが、彼女の幸せなんだ…!
勝手な解釈なんですけど、
第4章で、亡霊に惑わされるシンを助け、抱きついたジャンを見て、「あ、この二人…体の関係あるかも…!?」と思ってしまいました。
ピュアな気持ちで、ただプラトニックを貫く二人も美しいし、そういう大人の関係になっていても妙に納得ができる気もするんだけど、どっちなんだろう。
もし、体の関係があったとしたら、だからこそ、ジャンは溺れるくらいシンのことが好きで。
シンは、表向きジャンのことは、ただの主従関係+身体だけの関係の相手。口にはしないけど、ほんとうは、とても愛していた…そういうことを妄想してしまいました。
ここまでで、赤根監督のキャラクターたちは、みんなものすごい恋してる人が多いなって印象です。言われなきゃわからなかった人たちもいるけど。
常に好きな人のことを想い続けて生きる人たち、恋に命を懸けて生きる人たち…激しく少女漫画の世界ですよ、これは!!
こんなところにも赤根ワールドが出ていたんですね。
ちなみにジャンヌの背中の青い刺青は、「自由になりたい」というこだわりだそうです。
初め四大騎士団の一人を女性にしてよ、という話だったそうですが、監督はしたくなくて断ったそうで。
でもって。
監督「木村さんが、ジャンのシャワーシーンじゃ萌えないって言うから、レイラのお風呂シーンを入れたかった」
なんと!レイラの部屋に、猫足バスタブの資料まであったそうです。
「木村さん、どこかで描いてくださいよ(笑)」という監督。
ルルーシュのピクドラであった生徒会女の子たちのお風呂シーンの話や、本編の5分間(!?)シャワーを浴び続けた全裸ルルーシュのお話もチラッと出ました(笑)
木村さんは、レイラのお風呂シーンに関しては、わりと乗り気な雰囲気。
設定資料まであったんだったら、そういう没になった設定は、どこかで見られたらいいな~と思いました。
●アキトが生まれた時の回想
このあたりから木村さんの作画だそうです。
シンにアキト誕生を伝えるおじいさんは、元殺し屋。優しそうなおばさんも暗殺者。シンの一族には、まともな人間はいないそうで、暗殺者がいっぱい。
そんなおじいさんの暗殺者設定ですが、音響の人にそんなの一瞬で分かんねえよ!って言われたそうです(笑)
うん、ほんとにわかんないわ(笑)
まさかの設定で、アキトもシンも暗殺者一家で生まれ育ったなんて…ものすごい闇!!
あ、だから、シンがあんな殺傷能力高かったり、人を殺すことに躊躇しない理由もあるのかな、と思ったりしました。
●BRS(ブレイン・レイド・システム)について
監督「人間の脳と宇宙の仕組みは、自分の中で似ていると思ってて。深淵など、今見ている宇宙は、人間の脳が観測している、並行宇宙を探そうって話もある。実際の科学技術でもその研究をしているところがあって、ギアスとの相性もいいと思った。最新の科学を入れようと思った」
木村さん「ペンローズ効果とか?調べてみたら、頭湧きそうになりました(笑)」
コウジロウさん「最終章見た人に、ギアスで瞬間移動なんて、ありえねぇよ!って言われたんですけど、よくよく考えたら、ルルーシュたちもやってるんですよね」
え?え? うそ、言われてみればーーーーー!!!!!!
1期でルルーシュとスザク達が、式根島から神根島にテレポートしていましたよね!!!
言われてみて初めて、亡国のアキトの中の瞬間移動が、突飛なものじゃないことに気づきました。
(ルルーシュ本編でもC. C.を介して、ルルーシュがスザクやC.C.の過去が見えたって話だったような気がするのですが、)脳だけでやっているって説明は受けたけど、と言う話が出ながらも。
監督曰く、司令塔のみんなが死ぬシーンは、ひとつの未来、最悪の未来を描きたかったそうです。
籠城しても、こんな女の子たちばかりの軍だと、最後はやっぱり、殺されるだろうなって思って…との事ですが。
それって、いわゆる並行宇宙の話??
いわゆるパラレルワールドってこと??
じゃあ、別の宇宙では、レイラ以外の全員が惨殺されたって世界が存在してるってことなの??
もう、このあたり、頭混乱してきて、「????」の連続だったのですが…。
先日、発売された「コードギアス ぴあ」の雑誌に年表が載っていてですね。
そこに載っていた皇歴2017年のところが、1期ルルーシュと亡国のアキトが一緒に書かれていて、これって物理的にありえなくない!?普通に、これだけの出来事を並べたら、1年半から2年くらい経ってるよ?コードギアスの世界は1年は365日じゃないの!?とツッコまざるを得ない密度の年度だったんです。
そこで気づいてしまった!
それも、もしかして赤根監督が言われてる並行宇宙の話になるの!??と。
1期ルルーシュと亡国のアキトは、平行宇宙での話ってこと!?
うーん、謎がいっぱい…!!
やっぱり、レイラ以外全員が殺されたけど、みんなが生きているという表現は、赤根監督いわく、平行宇宙にスライドしたから、とのことでした。
●ギアス髑髏について
2章に出てきたギアスマークの入った髑髏と少女の絵は、もともとこの世界にあった考えらしいです。伝説的なものなのかな?
受胎告知のダビンチの絵を参考にしているらしい。
河口プロデューサーいわく、この絵の少女(レイラに似ている)を見て、アキトがレイラに「この少女の優しげな表情が好きなんです」というのは、アキトはレイラに遠まわしに告白してるとのこと。
ちなみにこの絵を見ながら、アキトとレイラが会話するシーンも時空が別で、ずっと二人は、つながっているとのこと。レイラの力かもしれない。これ以降、アキトの赤い目が出てこないそうです。
ついでに、アキトと幽霊たちのシーンは、死んだ人たちともつながっているとのこと。
シンにギアスを与えたのは、シンのお父さん。お父さんはギアス能力者で、シンが父親の能力を奪い取っている。今までにない形なので、シンの能力は特殊らしい。
●レイラの両親
レイラが若いころの両親に会ったシーン。セントラルパークのイメージ。レイラの両親は、若いころ、ブリタニアに住んでいた。
●マンフレディについて
マンフレディとファルネーゼは、若いころ、町のヤンキーだった。そのころであった幼いシンにマンレディは、シンに顔を切られていて傷が残っている。そういうこともあって、ファルネーゼは、シンのことを嫌っているとのこと。
●時空の管理者
可愛い女の子で…ということで。レイラと話すときは、透明感のある少女。スマイラスの前では、怖い女のイメージ。
木村さん、「服をシースルーでこだわりました」とのことで。大人版だったら透けるんですか?と突っこまれて、「ダメでしょう!!」と即答してました(笑)
大人版ってなんだよ…ですよね(笑)
●アキトとシンの母
アキトの母は、幼いアキトに毒を減らして飲ましたために、アキトは死ななかった。
シンは、母が大好きだった。だから、母は死んでしまった。
幼いシンが「アキト死ね」というセリフ、声優の皆川さんが優しい声を当ててくれたので、褒められていた。
1章で、アキトが聞いた「アキト死ね」の言葉は、とても怖かった。それはアキトのイメージであって、ギアスは怖いというイメージにもなっていた。
●シンが殺した人たち
マンフレディや義理の母や義妹アリスに囲まれるシーンは、シンが真実の思いを感じているシーンらしいです。
●ラスト近くの雪のシーン
レイラが顔から雪に突っ込むのがいい!!とのこと(笑)
ワイヴァン隊が幽霊に囲まれるところ、シンの顔がとっても良いシーンは、島村さんの渾身の絵らしい。
雪のシーンは、アキトというパイロットを作ったときから考えていたとのこと。そのときから、レイラの目のギアスは、青かった。
ジャンの血が広がるところ、上手く描いてもらえたとのこと。
ジャンの死体の上に積もっていく雪を赤根監督は、「悲しくていいなぁ…」って切なげにつぶやかれていました。
●幼い二人
シンがアキトをおんぶする幼いシーンも最初から考えていたとのこと。
コウジロウさんいわく、「あんな可愛い声で、お兄ちゃん大好き!って言われたら、アキトのために世界を壊してやろうって思いますよね」
●アシュラ隊
エピローグにヨアンを出すの忘れていたらしい。
●その後
司令塔を壊したのはレイラが戦いをやめましたという意味。
レイラは、アンナたちみんなも軍属を解いて、クラウスも子供たちに会えたはず。レイラに手術代金を出してもらったかも…とのこと。
本国が進撃。EUは、サザーランドがいっぱいになり、合流したスザクが参戦した。べランスは、左遷。
ジプシーのばばあ達は、アノウを捕まえたので奴隷(笑)にして、レイラたちを迎えに来たらしい。
木村さんいわく、「リョウ、ばばあ好きですね(笑)」
アシュレイは、アイドル(笑) ばばあたちは、アイドルを呼ぶようにアシュレイに呼びかけている。
●ラストの牢屋
「せっかく二人仲良くしてるのに、じゃまするなよー」といわれるロロ(笑)
木村さん「まさか枢木卿でアキトが終るとは(笑)」
赤根監督「あっという間だねー。アキト観たら、密度高いのがわかる」
そして、「牢屋で二人きりのほうが、幸せだと思った」
木村さん「スザクにとったら、どっちでも(笑)」
それって、スザクにとったら、世界中どこにいてもルルーシュと一緒なら幸せってことですか!?(笑)と思わず、突っ込みたくなりました!
コウジロウさん「二人は、出ようと思えば出れたのかな?」
スザクの能力があれば簡単に出られた…という話をどこかで聞きました。この場で聞いたのか、ちょっと失念。
コウジロウさん「ロロの、どや顔みたら、結末教えてやりたい」
木村さん「ロロ、久しぶりに描いたので、こんなに髪、少なかったっけ?って思いました」
赤根監督「暗殺者だから、声怖いね。見た目子どもだけど」
などという会話が続きました。
●振り返って
木村さん「アキト3章のアキトとレイラのダンスシーンが、たいへんでした。2章のジュリアスが緊張しました」とのことで、声優の福山さんも「僕、浮いてませんか!?」と首をかしげていたとのこと。
インペリアルセプターは、「魔法少女ステッキ」と言われていたそうで(笑)
ジュリアスうれしそう、おもしろい、とも言われていました。
木村さん「4つの方向に同じものが、くっついているので、描きにくかったです」
島崎さん「5章で少しずつわかってつながりましたね」
亡国は、オーバーアクションする人が、あまりいななかったとのことで。
赤根監督「1章は、魚の死んだような目のアキトが、最後は穏やかになれてよかった」
ラストにキスされたアキトが、まさに変わった証拠だそうです。
木村さん「赤根監督のフイルムには、考えるな、感じろ!なところがある」
島崎さん「完全に終ってしまうのか僕にはわからないけど、みんなで幸せになっているのを見たい。何かのきっかけで、みんなで楽しみたい」
赤根監督「コードギアスのひとつとしてやるプレッシャー。コードギアスの端くれぐらいにはたどりついたかな? 5夜(トークショウ)、楽しかったです!」
三人ともやりきったよ!!っておっしゃってて、すごく優しい笑顔が印象的でした。
コウジロウさん「10周年は、河口プロデューサーと一緒に考えていこうと思っています!」
後半、走り書きみたいになってしまいましたが、以上のような感じで、充実のトークショウで終りました。
知りたかった情報や、知らなかった情報がてんこ盛りで、とっても楽しくて刺激的でした。
ほんとスタッフの皆様、お疲れさまでした。
最高の夜をありがとうございました!!!!